高配当で知られているダイドーリミテッドが本社移転。
アパレルブランド「ニューヨーカー」と不動産賃貸を手がけるダイドーリミテッド(3205)。
2026年10月9日の終値は740円。年間配当予想は50円で、予想配当利回りは約6.76%。
100株なら74,000円で購入でき、予想どおり配当されれば年間5,000円(税引前)が受け取れる計算だ。
しかし、この会社はかつての年間100円配当を50円に減額している。
「本当にこの50円配当は続くのか?」
気になって調べていたところ、同社の本社が秋葉原にあることを知った。
管理人はしばしば秋葉原に遊びに行くので、せっかくだから現地を見て写真を撮ってきた。
すると驚いたことに……。
ダイドーリミテッド、2026年10月13日に本社移転!!
なんと移転前日の10月12日に、偶然にも旧本社を撮影していたのであるwww
秋葉原にそびえる「DAIDOH」の看板

2026年10月12日夜、東京都千代田区外神田にて株キチ!!管理人撮影
秋葉原・神田明神通り沿いに建つダイドーリミテッドビル。
屋上には緑色の大きな「DAIDOH」の看板が掲げられている。
同社が10月1日に公表したIRによると、本社は10月13日付で東京都品川区北品川6丁目7番29号へ移転する。
会社側は移転による業績への影響について、すでに業績予想に織り込んでおり、軽微と説明している。
現地には解体工事の掲示も!

2026年10月12日、株キチ!!管理人撮影
さらに現地では、**「ダイドーリミテッドビル 解体工事」**という掲示を確認できた。
AKIBA PC Hotline!でも2026年7月、同ビルの解体工事が8月10日から始まる予定と報じられていた。
ただし、10月12日の撮影時点では建物の外観は残っており、実際の工事進捗は今回の写真だけでは判断できない。
実は旧本社ビル、すでに売却されていた
さらに調べてみると、驚きの事実が判明。
ダイドーリミテッドは2022年7月、子会社が保有していた旧本社ビルの売却を発表していた。
当初発表された売却益の見込みは約100億円。
なお、これは売却価格そのものではなく、帳簿価額や売却にかかる費用を差し引いた譲渡益の当初見込みだ。
建物は2023年3月31日に譲渡済みで、その後も賃貸借契約を通じて本社として使用を続けていた。
つまり、立派な自社看板のある建物でも、必ずしも会社が現在所有しているわけではないのである。
配当100円から50円へ。それでも利回り6.8%!
本題の配当。
決算期
年間配当
2025年3月期
100円(実績)
2026年3月期
50円(実績)
2027年3月期
50円(会社予想)
2026年2月に発表された株主還元方針の変更では、予期しなかった資金流出や分配可能額の減少などが説明されている。
それでも現在の年間50円予想なら、株価740円に対して利回りは約6.76%。
高配当であることには変わりない。
ただし、高配当であることと、将来の配当が安全であることは別問題だ。
直近の決算は改善! でも気になる数字も
2027年3月期第1四半期の決算を見てみよう。
項目
数値
売上高
97.19億円(前年同期比+46.4%)
営業利益
4.34億円(前年同期は赤字)
親会社株主に帰属する純利益
約300万円
現金・預金
60.74億円
自己資本比率
24.7%
売上高と営業利益は大きく改善している。
一方、現金・預金は3月末の74.38億円から6月末には60.74億円へ減少。
配当支払いや投資など資金移動の内容を確認する必要があり、現金の減少だけで経営悪化とは判断できない。
もう一つ気になるのが、年間50円配当に必要な金額。
6月末の自己株式を除く株式数で単純計算すると、年間約13.7億円となる。
一方、会社が予想する2027年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は7.8億円。
予想利益よりも年間配当総額の方が大きい計算になる。
もちろん、配当は単年度の純利益だけで決まるものではない。
同社はDOE4%、連結配当性向30%以上を新たな株主還元方針としており、財務状況や成長投資なども踏まえて配当を決めるとしている。
果たして、50円配当は今後も維持されるのか。
次の注目イベントは、11月11日予定の中間決算だ。
ワイのコメント
秋葉原でなんとなく通過していたビルがダイドー本社だとは知らなかったw
次に見るべきは立派な本社ビルではなく、決算書だねw
参考資料
- ダイドーリミテッド・本社移転日の決定(2026年10月1日)
- 固定資産の譲渡(2022年7月7日)
- 本社ビル譲渡済みの確認資料(2023年12月21日)
- 株主還元方針と配当予想の変更(2026年2月27日)
- 2027年3月期第1四半期決算短信
- ダイドーリミテッド公式IRニュース
- AKIBA PC Hotline!・旧本社ビル解体予定の報道
※株価および配当利回りは2026年10月9日終値基準。配当は会社予想であり、将来の支払いを保証するものではありません。特定銘柄の売買を推奨する記事ではありません。
📢 株キチ!!公式X:@kabukichi_jp
最新記事や株クラの話題を発信中!

